裏山に巨大城郭群があったと言うのは、もう勝手に信じ切っているのですが、どのような城だったのか考察してみます。
裏山は京極氏の居館があったという清滝にも近いため、京極氏関係の城だと思われます。集落の万願寺という地名は、昔万願寺という寺があったことに由来します。
寺があったと伝わるところを寺谷と言い、山を大平山、小字名を大平と言います。
寺はもともと満願寺と言い、満願寺殿京極高数の名をもらったと思われます。もしこの寺が高数より前からあったものなら、その前の名前があるはずです。地名から名付けるなら、大平寺。
裏山城郭が巨大城郭群であるなら歴史書に残らないのはおかしい。京極騒乱によってことごとく燃やし尽くされたにしろ、燃えかすくらいは残っているのでは無いか。
京極氏の居館のある清滝のそばにある、大平寺の城といえば、思い当たる城は無いでしょうか。