去年の10月から始まったインボイス、1月からの電子帳簿保存法対応と何かと大変な経理事務ですが、それも序の口。6月からは源泉徴収事務が大変です。
突然去年の年末に降ってわいたように出てきた定額減税ですが、年末調整の時の計算がちょっと変わるのかなと思っているととんでもない。6月の従業員の源泉徴収事務から変わります。
所得税の定額減税は令和6年分の税金から3万円+3万円×扶養人数を控除するというものです。これを、6月分の源泉徴収税額から引いていくことになります。引ききれない場合はさらに翌月と繰越していきます。繰越す金額は当然従業員ごとに異なりますので、6月以降毎月従業員毎に繰越額を管理しなければなりません。
横沢さんじゃなくても鬼になりそう。
税制調査会に、経理事務の専門家がおられたら、こんなことにはならなかったのでしょうか?