まったく、架空の話。
以前から付き合いのある二男から相続の相談を受けていた。
長男は粗暴な性格で二人で話し合うのは不安だということで遺産分割の協議の場に立ち会うことに。
で、協議が始まったとたん口げんかが始まり、長男が二男を殴ってしまった。
協議の場で暴力をふるうとは言語道断。長男には相続させないと二男。
さて、どうする。
A)暴力をふるうことは絶対悪であり二男の味方になる
B)それぞれの言い分もあるだろうから中立な立場で話を聞く
多分、大多数の方はB)を選ぶんではないでしょうか。この場合
当事者になってしまうと、どうしても自分は絶対的に正しく、相手が間違ってると思いがち。
おそらく長男にもここへ至るまでの経緯があり、自分が正しく相手が間違ってると思っています。
せっかく第三者として立ち会っているのにどちらかに肩入れしてしまうと争いは収まらず、
本来の目的であった、協議(話し合い)ができなくなってしまいます。
極力中立な立場で、双方がそれぞれ正しいと思っていることを踏まえながら、
それぞれに話を聞いて妥協点を見つけてあげるのが何より大事だと思います。
たとえ二男が世界中を味方につけてしまうほど弁が立ったとしても、
たとえ長男が核兵器くらいに暴力的であったとしても、