彦根にはどういうわけかお稲荷さんが多い。井伊の赤備えになぞらえて市中に赤いお稲荷さんが多いのかは不明。
近所のお稲荷さんにお参りした時、みくじ箱を発見。見上げると一番から十二番まで、大吉から凶まで書いた板が掲げられていました。
その時には、無人おみくじのあるお稲荷さんがあるのかと思った程度だったのですが、後日違うお稲荷さんに参った時、そこでもおみくじの板が掲げられていました。
それから、無人おみくじを探して市中のお稲荷さんを回ったところ、4社でおみくじ板を見つけました。
王子稲荷神社
昭和37年と新しいみくじ板のため字も一番読みやすいです。みくじ棒は金属製ですが長年の使用ですり減っていますので、読み間違えないように。
三津高稲荷神社
明治39年で墨は色がなくなっています。達筆ですが大吉かどうかはわかります。ただしここにはみくじ筒がありません。マイみくじ筒を持参するか別の方法が必要です。
高松稲荷神社
明治34年ですが、保存状態が良かったのか墨の色も残っています。ただしあまりに達筆のため大吉かどうかがかろうじてわかる程度。みくじ筒もあります。連なる鳥居が立派なお稲荷さんです。
花山院稲荷神社
明治5年と一番古いです。筒はありません。墨色は完全に落ちて、字も達筆で、大吉かどうかの区分もないため、非常におみくじ上級者向けです。
私は、みくじ筒が無いところでは、お参りした時の時間を12で割ったあまりの分で見るようにしています。
もし、他にもみくじ板を見つけられた場合は、ご一報ください。(瘡守稲荷神社には社務所に保管しておられたりするんではなかろうかと思っているのですが)