荒神山は滋賀県民なら一度は行ったことのある、近江盆地にポッカリと立つ標高284mの小さな山です。
荒神山自然の家で初めてキャンプをし、オリエンテーリングをしたのは、小学校の時だったか中学校の時だったか。
その荒神山が、昔、火山の火口だったとは想像もしていませんでした。
電車に乗っていると、一面田んぼの景色に立つ山々がマグマで出来ていたとは、いつもテレビの前でゴロゴロしている父親が昔ヒーローだったことがわかったような感動を覚えました。
視点を上げると、近江盆地を取り囲むように比良山地、鈴鹿山脈が外輪山を形成しています。
Ueno Satoshiさんの発見!地球号~滋賀の大地〜が詳しいです。
さらに視点を上げて行くと、琵琶湖そのものがカルデラ湖に見えてきます。考えてみるとこんな細い列島の真ん中にこんなでっかい湖ができるって火山湖しか考えられない。(ま、私には科学的根拠はないんですが)
さらにさらに視点を上げると、琵琶湖カルデラに続くように、大阪湾カルデラ、播磨灘カルデラ、備後灘カルデラ、瀬戸内海カルデラを経由して九州へとつながっているのがわかります。
そうしてみて来ると、日本海も、
ちなみに荒神山が噴火したのは7〜8千万年前だそうです。その規模から火砕流はもちろん津波は大洋の隅々までを襲い噴煙は地球を覆い尽くしたことでしょう。ちなみに恐竜が絶滅したのは約7千万年前だそうです。