財布の中の現金と帳簿の現金は合っているでしょうか。現金は一つ所にあるわけじゃないんだから、合わなくて当然。適当に代表者への貸し借りで調整してるという方もおられるのかもしれません。
経理が苦手で頭も硬い税理士の私としては、なんとか合わせようと努力しています。とはいえ、帳簿と財布の現金有高を常に一致させようとすると、財布と帳簿をオンラインで結んで、お金が入出金するたびにセンサーからネット経由で帳簿に記録するってことをしなければならないので現実的ではありません。
1)まず財布という現金の補助科目を作ります。私の場合、財布以外に現金の置いてるところがありませんので、補助科目はありませんが、複数の財布や金庫を持っている方は、有るだけの補助科目を作ります。
2)財布から出金した時の領収書はその財布に保管します。
3)財布に数枚のメモを入れておき、領収書をもらえない出金や、代表者貸し借りなどは、日付、金額、入出金内容、勘定科目をメモして、領収書とともに財布に保管します。
4)領収書がたまって来たタイミングで、財布の現金の現在有高と日付をメモし、財布に入っていた領収書とともに封筒に保管します。
5)時間が空いた時に、封筒の領収書、入出金メモ、残高メモを基にして、会計ソフトに入力します。
それでも合わないのは、なんとか解明しなければならないのですが、ほぼ合います。ぴったり合うことの気持ち良さは複式簿記の醍醐味かもしれません。(少し被虐的でしょうか)