マイナンバー制度について、いろいろと広報もされていますので、ご存知のかたはもうよくご存知かもしれませんが、要は、税務署も病院も銀行も個人を特定するのに「統一番号」で管理することで「偽者」を除外しようってことだと認識しています。ただ、「マイナンバーが漏れれば、私がいくら儲けてるかやどんな病気にかかったか、いくら財産を持ってるかまで全部漏れてしまう」という噂は誤解です。番号は統一されますが情報が統一されるわけではありませんので、税務署、病院、銀行等のセキュリティがちゃんとしてれば、問題ありません。
また、番号が漏れたところで、それぞれの機関が本人確認を行いますので、即自分の偽物が現れることはないでしょう。ただ、番号を管理する人、本人確認をしなきゃならない人は大変です。
まず、番号管理。カギを掛けて守らなきゃいけないようですが、そもそもいろんな人に教えなきゃいけない個人番号が、今の情報化社会において、秘密を守り続けられるわけがないんじゃないかと思うのですが・・・。(逆に漏れたら危険といえば言うほど、詐欺の餌食が増えるんじゃないかと思うのですが)
次に、本人確認。従業員だったり、顧問の税理士さんや弁護士さんといった方はそんなに抵抗なく確認できると思うのですが、大丈夫かと思うのは、保険屋さんと不動産屋さん。
保険屋さんが保険金を支払ったときに法定調書を税務署に提出することになっていますが、契約者、被保険者、受取人の個人番号を記入しなきゃならなくなります。そのため外交の方が契約時に本人確認をされるんだと思いますが、大変そう。
生命保険契約等の一時金の支払調書(新様式)
不動産屋さんが不動産を買ったとき法定調書を税務署に提出することになっていますが、売った人、仲介業者の個人番号を記入しなきゃならなくなります。そのため契約時に本人確認をされるんだと思いますが、管理と併せて大変そうです。
不動産等の譲受けの対価の支払調書(新様式)
あと半年でマイナンバー制度はじまります。
——————–
sent from WILLCOM 03