最近マスコミも政治家も日本は借金まみれで大変だって話をしています。借金があるのは間違いないけど、その伝え方には非常に違和感を覚える。っていうか国民を騙してるか、全くわかってないかいずれかではないだろうかと思ってしまいます。
22年度
歳出92兆円、国債費20兆円
歳入92兆円、国債等44兆円、税収37兆円、その他10兆円
「日本の財政関係資料」(平成22年8月版)財務省
これは事実。でも、
「夫の年収370万円、妻のパート収入100万円なのにの440万円借金して生計を立ててるのと同じ」という表現をよく聞きますがこれはわかりやすいようで誤解を誘発する表現。
まず、税収を年収に置き換えるのがおかしい。税収は夫(国民)の収入というよりも家計(国)に入れているお金。
平成20年度国民経済計算確報 内閣府より20年度国民可処分所得389兆円なので、
夫(国民)は収入の約1割を家計(国)に入れていることになります。
次に借金440万円について。まるでサラ金でお金を借りてるみたいな表現ですが、果たして誰から借りてるお金なのかが問題です。サラ金から借りてるのか、銀行から借りてるのか、実家の親から借りてるのか、それによって全く違う訳ですから、それを明らかにする必要があります。
つづく
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