デラックスマーガレット1993年7月号に掲載されてコミックスには収録されなかったあきのかなさんの「空のきもち」。読みたくても読むことはすごく難しい。これをホームページに掲載することが出来ればいいなと考えて、集英社さんに電話してみました。
「ホームページに無償で閲覧できるような状態にしたい。それに当たって、著作権者に直接許可をもらえば、出版社に対して何か手続きは必要か」
というもの。
著作権者に許可をもらったところで、コピーをするのは集英社が発行した雑誌なんだから、「著作権者にも出版社にも使用料を支払わないで使用を許可して欲しい」という手前勝手なお願いは、どう考えても許可は下りないだろうと思ってはいたのですが、案の定、
「出版社を通じて著作権者に確認することになりますが、私の経験からそのような場合許可が降りたことはありません」との担当者の弁。そりゃあそうでしょう。というかそんなことを確認する者もいないんではないかと思うんですが、
「取りあえず、別冊マーガレットの出版社を通じて著作権者の方に確認した上、来週回答します」との返事。
「え、回答もらえるんですが?」
もう完全に門前払いだと思っていましたので、回答もらえるなんて考えていませんでした。ほぼ無理に近いお願いだとは思いますが、来週の回答を待ってみようと思います。
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たとえば、以前単行本が絶版になった作品が、別の版元に移籍しての再販はよくあります。
また、ヤフーの電子販売へ移行した例も知っています。
従って、版権の引上げ自体はありうるかと思いますが、
おそらく移行か引上げの、公式の手続きが必要になりそうです。
となると「まず作者自身からの申し入れを」という回答が予想されますね。
(作者の了承を担保する為にはそうなってしまうかと)
まずは、集英社の見解、とても楽しみです。
あきのさんが良くても、漫画って出版社のいろんな人が関わってそうで、もう絶対無理だろうと思っていましたので、確認していただけるだけですごくうれしいです。
集英社の人には
「ホームページに公開できなくても、コミックスを出していただけたら言うことないんですが」
と、いちよ言ってみました。
わ。びっくり。これは興味深いですね。
十数年前の絶版してしまった作家の版権を、
どう扱うか。
それも単行本で出版はされなかった作品ですからね。
(あきのさん次第ですが)例えば著者が版権返却を改めて希望した場合、どうなるんでしょうね?